多彩なビジネスセミナーで海外進出の糸口をつかむ
「第13回 東京国際ミュージックマーケット(13th TIMM)」10月24日より開催

これから問われる「ネットワーク力」と「情報の蓄積」

—— まずは海外戦略や海外展開を「面白い」「夢がある」と感じてもらわないとですよね。リオオリンピックの閉会式の評価がかなり高かったじゃないですか? 4年後の東京オリンピックは日本カルチャーの最大のプロモーションの場になりますし、この4年間をどう使うかでプロモーションの効果が大きく変わってくると思います。

道島:そうですね。数年前を思い起こすと、ブラジル音楽の輸出組織の方々がSXSWなんかで一生懸命プロモーションをやっていました。オリンピックのセレモニーはもちろん大切ですが、そこに出られる人は限られています。大御所の方は様々なジャンルにいらっしゃいますけど、やはり世界基準の新しい才能の出現に期待したいですね。

—— ショーケースライブも毎年見応えがありますね。

道島:大変バラエティ豊かなラインナップですので、ぜひ足を運んでいただきたいですね。今年は韓国と台湾のアーティストが一組ずつ出演することも決まっています。台湾の音楽賞とマーケットである「Golden Melody Awards & Festival」とTIMMが連携していて、Golden Melody Festivalにはパスピエが出て、TIMMには八三夭(バーサンヤオ/831)という台湾の人気アーティストが出演します。韓国では「ミューコン」というソウルで行われる音楽マーケットと連携していて、スルタン・オブ・ザ・ディスコというアーティストがパフォーマンスをします。今後は日本のアーティストだけでなく、海外のアーティストが参加する機会が増えてくると思うので、世界の方が日本でプロモーションをする場としてもTIMMを活用していただきたいです。

「第13回 東京国際ミュージックマーケット(13th TIMM)」ショーケースライブ
桑原:海外のマーケットは各国のアーティストが観られる場になっている所も多いですし、アーティスト同士の交流を考えても、TIMMを国際的な見本市にしていきたいですね。

—— 最後にこのインタビューをご覧になっている方々にメッセージをお願いします。

桑原:現時点でTIMMはBtoBのマーケットに注力しています。特に海外で音楽を通したビジネスを考えてらっしゃる方は、一度足を運んでいただければ、絶対に良い経験が出来る場所だと思います。是非ご来場下さい。

—— 是非とも海外マーケットに関心を持っていただきたいですね。

道島:これからはアーティストも海外に出て行かないといけないですが、僕らも含めた音楽業界の人間も海外との人脈作りや情報の蓄積がすごく大事になってきます。ディールメイキングだけでなく、今後はネットワークをいかに持つかが重要だと思います。なぜかというと、ビジネスはいつ成立するかわからないじゃないですか。今売り込むべきアーティストを抱えていなくても、1年後にすごいアーティストを抱えているかもしれない。そんなときに、人間関係が出来ていなかったら何もできないですからね。ですからネットワーク作りはしておいた方がいいですし、TIMMはそれが出来る場だと思います。

桑原:自分の普段の活動範囲の中でいくら勉強しても経験を重ねても限界がありますので、一歩外に出て、色々な人と知り合いながら話を聞いて、刺激を受けることで新しい考えもまとまっていくと思いますし、そういう場としてTIMMを使っていただけたら嬉しいですね。