SPECIAL REPORT & INTERVIEW

多彩なビジネスセミナーで海外進出の糸口をつかむ
「第13回 東京国際ミュージックマーケット(13th TIMM)」10月24日より開催

音楽産業・文化振興財団(PROMIC)道島和伸氏、桑原誠氏
一般財団法人音楽産業・文化振興財団(PROMIC) 事務局長
道島 和伸
一般財団法人音楽産業・文化振興財団(PROMIC) 専務理事
桑原 誠

 日本音楽の海外進出を目的とした「第13回 東京国際ミュージックマーケット(13th TIMM)」が10月24日〜26日に開催される。13回を迎える今年は、会場をお台場から音楽カルチャーの発信地でもある渋谷に変更(最終日の一部セミナーはお台場でも開催)。より音楽関係者が来場しやすい環境にすることで、新たなビジネスパートナーとの出会いや交流を促す目的だ。今年は特にビジネスセミナーが充実しており、様々なテーマから日本人アーティストが海外で活躍するためのキーポイントを語る。この他、国内外のアーティストが出演する連携ライブも行われる同イベントの見所について、音楽産業・文化振興財団 事務局長 道島和伸氏、同 専務理事 桑原誠氏にお話を伺った。

2016年9月9日掲載

今年は日本カルチャーの発信地、渋谷で開催

—— 第13回を迎える東京国際ミュージックマーケット(TIMM)ですが、今年から渋谷での開催となります。どのような狙いがあるのでしょうか?

道島:お台場も良い場所ですが、音楽業界の皆さんは渋谷〜青山周辺にオフィスが多くあり、お台場に足を運ぶとなると若干遠いですから、去年から「渋谷でやれたら」という気持ちがありました。そういった構想を渋谷エクセル(ホテル東急)さんにお話したところ、良い場所を提供して下さることになり、ライブもO-EASTでできることになったので、今年は渋谷での開催となりました。やはり気軽に来られる環境を作ろうというのが一番の理由ですね。

—— 世界的にも渋谷や原宿は日本カルチャーの発信地という印象がありますから、海外からの来場者にもよりダイレクトに体験してもらえますね。

道島:そうですね。ライブ会場は、今年はO-EASTだけですが、将来的には海外のアーティストもショーケースをやることがあるかもしれないですし、「SXSW」のような規模まで行くかどうかは分からないですが、渋谷でしたらたくさんライブ会場があるので、BtoBにしてもBtoCにしても、今後の拡大を考えると最も適した場所ではいないかと思います。

—— 確かに渋谷は拡大しやすい条件が整っていますね。

桑原:将来的には渋谷の観光協会さんなどと街ぐるみの展開の中で、音楽の部分をTIMMが担えるようになれればありがたいなと思ってます。

—— 今年はどのくらいの参加者を見込んでいるのでしょうか?

道島:渋谷の会場だけですと2,000人強の来場者を見込んでいます。「Japan Content Showcase(JCS)」としてTIFFCOM、TIAFとお台場で共催すれば数字は大きくなるんですが、数字だけではなく、まずは参加してもらった人に「より意味のあるものだ」「参加した方が良い」と感じてもらえるようにしたいんです。もちろん沢山の人に来て欲しいとは思っているんですが、より海外とのビジネスの有効な場として機能してほしいという想いがありますね。

—— 来場者の満足度を上げていくほうが先だと。

桑原:ええ。4年前に初めてTIFFCOM、TIAFとお台場で合同開催になったときに、規模も大きくなりましたし、他のイベントとの連携が図れるので、それはそれで大きな効果もありましたが、もう一度音楽だけに戻して、参加してくれている方々にとって、もっと役立つ仕組みになりうるかどうかを見極めながらやろうと。その上でスケールアップしていきたいと考えています。

道島:今年も最終日の10月26日はお台場でTIFFCOM、TIAFとJapan Content Showcaseとしての合同セミナーを実施します。