インターネットテレビの視聴“体験”を“習慣”に変える
AbemaTV 編成制作局長 藤井琢倫氏 インタビュー

視聴“体験”を“習慣”に

—— 現場で番組を作られていて、現状の日本の音楽をどのようにご覧になられていますか?

藤井:「分散している」という言い方が正しいと思うんですが、昔みたいに一極集中型でCDが売れるというよりは、アーティストが自分でソーシャルメディアを使ってプロモーションもできるので、マニアックな人達が局所的に集まって盛り上がっている印象です。「盛り上がっている」という定義が非常に難しいですが、みんなが同じ音楽聴いている世界ではないような気がしますよね。

—— そうなると、やはり先ほどおっしゃったターゲットを絞った番組と、ジャンルが幅広いフェスの2本が強いのかなという感じがしますね。

藤井:いや、実はフェスよりも単独ライブの方が数字がいいことも多いです。そういった結果からも一極集中型じゃなくて分散型になっていきていると感じています。

「AbemaTV」10月AbemaTVオリジナル制作番組月間視聴数ランキング
▲10月AbemaTVオリジナル制作番組月間視聴数ランキング

—— 今後はどのような展開をされる予定でしょうか?

藤井:音楽コンテンツは、韓流、若手ロック、アイドル、ヒップホップなど人気のジャンルを強化していきます。あとは一発の大きい花火で終わらないように「AbemaTV」に定着性を持たせるため、データに基づいて効果的な音楽コンテンツを提供できるようにしていきたいですね。

—— 今は視聴“体験”となっているところを、“習慣”にしていくようなイメージでしょうか。

藤井:そうですね。そのために“週末スーパーライブ枠”という枠を新たに作り「週末AbemaTVでは何かしらアーティストの音楽コンテンツを放送している」という印象をユーザーに定着させようと思っています。繰り返しになりますが、音楽はコアなファンもマスもとれるキラーコンテンツです。今後事業を拡大する上で重要な柱になると考えているので、「AbemaTV」ならではの音楽ライブを関係各所と協力しながら一緒に作っていけたらいいなと思っています。

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