SPECIAL REPORT & INTERVIEW

インターネットテレビの視聴“体験”を“習慣”に変える
AbemaTV 編成制作局長 藤井琢倫氏 インタビュー

AbemaTV 編成制作局長 藤井琢倫氏
株式会社サイバーエージェント 執行役員
株式会社AbemaTV 編成制作局長
藤井 琢倫

 2016年4月に開局したインターネットテレビ局「AbemaTV」が11月に1,000万ダウンロードを突破した。ニュースやバラエティ、アニメ、ドラマ、スポーツなど約30チャンネルを展開しており、でんぱ組.inc 最上もがら人気アーティストが出演するオリジナル番組をはじめ、MTV、スペースシャワーTVとの提携チャンネルといった音楽番組も充実している。また、ライブの生中継も好調だ。急成長を遂げた「AbemaTV」において、音楽コンテンツはどのような役割を担っているのか、番組編成を統括するAbemaTV 編成制作局長 藤井琢倫氏にお話しを伺った。
2016年11月28日掲載

斬新なUIと唯一無二のリニア型モデルで急成長

—— 改めて「AbemaTV」の特徴を教えてください。

藤井:「AbemaTV」は、テレビのように24時間編成された約30チャンネルをいつでも無料で観ることができる動画サービスで、今年4月のスタートから約7ヶ月弱で1,000万ダウンロード(2016年11月現在)を突破しました。元々は代表の藤田(藤田晋氏)がテレビ朝日の早河会長(早河洋氏 テレビ朝日会長兼CEO)と親交が深く、「新たな動画配信事業を一緒にやりませんか?」と藤田から早河会長に相談したことから開局することになりました。テレビのように24時間編成された番組表にのっとって映像が配信されるリニア型のモデルは世界的にみても「AbemaTV」しかないので、かなり独創性の高いサービスだと思います。

—— 11月に1,000万ダウンロードを突破し急成長を遂げましたが、その理由はどこにあると思われますか?

藤井:2つあると思いますが、1つはUIが斬新でユーザビリティが高いことです。サービスを使う上でストレスに感じるであろう部分をすべて排除したのは大きいかなと。それともう1つは約30チャンネルにも及ぶコンテンツが全て無料で見られるということです。月額有料で提供する動画サービスも多数ある中、すべて無料で提供するサービスは珍しい。それが話題を呼んで、気軽さもあり、口コミでも広がっていったんじゃないかと思います。

「AbemaTV」1000万DL突破 年表
—— テレビ朝日さんと共同で制作されているニュースなど、オリジナルコンテンツにかなり力を入れているそうですね。

藤井:「AbemaTV」が世間的に認知されたのもニュースがひとつのきっかけで、本開局してすぐに熊本の震災が起こった際は、緊急で地震情報を伝える特別番組を48時間以上にわたって生放送しました。また、高畑淳子さんによる記者会見の一部始終を生中継するなど、世の中の注目が高い記者会見や突発的に発生するニュースなどを放送尺にとらわれず全て生中継したことで、タイムリーにニュース情報を得ることができるメディアとしても「AbemaTV」という名前を知ってくれた方が多かったのではないかと思いますね。

▲PPAP ピコ太郎 初CM|AbemaTV 1,000万ダウンロード突破記念 ピコ太郎篇 30秒