Qsicman追跡レポート 第2回 現場マネージャー 編

追跡第2回

-この仕事をしたいと思ったきっかけって何かあったんですか?

横田:もともと学生時代にインディーズシーンに興味があって、インディーズバンドのスタッフをやったり趣味でのライブ鑑賞だったり、バイトとかもしていて、年間100本くらいライブハウスに通っていたんですよ。専門学校の時が一番通ってましたね。勉強も兼ねて色んなものを見ておきたいなと思って、某大手インディーズレーベルで新人発掘のバイトをしてたんです。新人のライブを見に行ってレポートを書いて、結構細かくアーティストを評価するっていう仕事なんですけど、一日に何人か会社に呼ばれて結構ランダムにライブハウスに行かされてライブを見るんです。中には行ってみたらお客さんが私一人しかいないっていうこともありましたね。私たちがいいと思ったものを上の部長さんとかが見に行って、それでほんとによかったら引っ張ってくるみたいな感じで。なかなか自分ではお金を出してまで見たいと思わないものもたくさん見れたんで、あの経験は勉強になりましたね。そんな『すごい!』と思えるアーティストがメジャーにいって有名になっていく姿をみていて、私も素敵な音楽をたくさんの人に伝える新人発掘の仕事がしたいと思うようになったのが今の仕事につくきっかけですね。ホームページでドラゴンプロジェクトなどのオーディションも行っているというのを見て、この会社に興味が出て、それで応募したのが入社のきっかけです。


-インディーズとメジャーに対する自分の考え方の変化みたいなものはありました?

横田:学生の時は『インディーズだから』好きだったというのがあるんですよね。メジャーにいっちゃうとつまんなくなっちゃうっていうのがあって。リスナーである自分にとってみれば、あくまでもファンなんで。スタッフサイドではないんで「いいバンドを見つけた!」と思ってそれがだんだんだんだん大きくなっていったりするのがすごく嬉しかったりしたんです。でも、メジャーまで行ってしまったら、そこで、あぁ、さようならっていうふうな感じだったんですけど。 それが今は、メジャーデビューさせなくちゃいけないアーティストの現場マネージャーをやってるわけで、逆側にいるわけじゃないですか。難しいなぁ~と思いますね。普通『自分の好み』や『音の善し悪し』でアーティストのことを好きか嫌いか判断してますよね。だけど、実際自分がビジネスとしてやってみたら、よしあしではなく『売れる・売れない』が基本にあって。どこまで妥協するかみたいなこともあったり・・・。ビジネス的な考え方をしていかなくちゃいけないのがつらいなぁと思いますね。ただ、自分がファンとしてアーティストを見てたことがある分、ファンの事をたぶん他の人よりは考えてるかなとは思いますね。お客さんの気持ちがわかるから、裏切るようなことはしたくないなと思いますし。


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