Qsicman追跡レポート 第4回 着信音楽制作 編

追跡第4回1

-この仕事を選んだきっかけというのは何かあったんですか?

佐藤:もともと、今の仕事に就く前に、ラジオCMのナレーション録りなんかを主にやっている会社にいたんです。どういう仕事かっていうと、代理店の方からコピーが来て、20秒とか45秒とかってテイクが分かれていて、それをナレーションの方に読んでもらうのを録るっていう仕事だったんですけど。


-録音の現場にいたんですか?

佐藤:そうですね。その頃はアシスタントをやっていて、1年ぐらいしかやらなかったんですけど。 仕事自体は普通におもしろいなとは思ってたんですけど、自分がやりたいこととは違うなっていうのがあって・・・。家から遠いってのもあって、もうちょっと近いところでないかなぁとおもって・・・。高校を出て工業系の大学に行って、それから専門学校に2年通って今に至るわけなんですが、大学2年ぐらいの頃から音楽に関わる仕事がしたいなぁと思うようになったんです。大学も行った後っていうのもあったし、やっぱり親を説得するのが大変でしたけど。今の時代、普通に就職したほうが絶対いいってことも言われたりしたんですけど、やっぱりどうしても音楽の勉強をしたいなって気持ちが強かったので専門学校に入ったんです。僕は大学時代にバンドでギターをやったりしていて、それでギター科に進んだんです。求人雑誌を見て、全くミキシングとかわからなかったんですけど、幸い受かったんで、そこでラジオCM録りとかの仕事をやってました。

-念願だった「音楽の仕事」を実際やってみてどうでした?

佐藤:ナレーション録りの仕事は、たとえば、自分がこうやりたいなっていうのがあっても、結局ディレクターさんとかが言ったようにしたりだとか、絶対に自分の思い通りにはいかないじゃないですか。それで、自分でもっと具体的に音作りにも関われる仕事がやりたいなと思って・・・。それで今の仕事を見つけたんです。


-今の仕事に就いてみてどうですか?

佐藤:入ってまだ10ヵ月ぐらいだと思うんですけど、前の仕事より遙かに自分に合ってるなと思いますね。会社の人たちと音楽の話が通じるっていうだけでもいいですよ。この会社には、仕事以外でバンドをやっていたりだとか、曲を作ってる人だったり、他にも音楽の仕事をしてる人が数多くいるので、色んな刺激を受けますね。仕事の合間に会社の人と話をしたりするのが楽しいです。会社の雰囲気もなごんでていいなぁっていうのがあって、前の時はもう少しピリピリしてたんで(笑)。同期の人も2,3人いますし。時間的には10時から7時までって一応決まってるんです。今は割と楽なんですが、年末はけっこう忙しかったですね。忙しいときには、多少の残業はあったりするんですけど。ごくたまに終電近くになることもあるっていうぐらいで。やってて、あんまり苦に感じないっていうのは、自分は向いているのかな、と思います。


-具体的にはどういう仕事をやってるんですか?

佐藤:着信メロディの制作っていうのをやってるんですけど。具体的には、たとえば、原曲のCDから音を録ってくれる外注の方からMIDIデータという形になったものが、いったんメールで送られてくるんですけど、原曲と違ってないかっていうのを聞き比べて違っていたら直したり、とかっていう仕事だったり、MIDIデータに起こす人の手が空いてないときは自分で音を録ることもあります。その後にバランスを整える作業をしながらコンバートしていくっていうのが大きな流れでいう作業工程ですね。 オルゴールアレンジやギターアレンジにするときには打ち込みや音色の確認、運指の確認で鍵盤やギターが欠かせませんね。仕事はクライアントによっても違ったり、クライアントの傾向ってものもあったりするんで、うちの会社は第一、第二、第三セクションってセクションが3つに分かれてまして、セクションごとに仕事を受けて、そこから細かく担当を決めて作業をやっています。 時と場合によるんですが、だいたい携帯の機種ごとに分けて、たとえば、この携帯用のセットアップにするにはこの担当で、みたいな形で分けることが多いです。


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